ご参加の皆様へ

この度は、タッチアーツプロジェクト主催の「アーツartsでかわる アーツartsでかえる vol.3」にご興味をもっていただき、ありがとうございます。

アート表現と聞くと、センスや技術を必要とするもので、カルチャー的に「習うもの」という印象を持っている方も多いと思います。しかし、本来のアーツarts表現は、習うところから出発しているのではなく、自己成長のために用いられてきました。

子 どもがお絵かきをすることも、その一つです。本来、子どもたちは学んで絵を描くのではなく、自分の世界をただ表現するために描いています。絵を描くことだ けでなく、言葉では表現できない世界を、声にしたり、踊ったり、何かになって演じてみたり、遊びの中で表現することによって、外側の世界とのやりとりを学 び、成長していきます。
これは、子どもに限らず、大人にも通じることです。

大人になってからでも、私たちは常に社会の中で、他人とのコミュニケーションや、自分の能力をいかに伸ばして、よりよい人生を歩んでいけるかという課題を抱えて、思考錯誤して生きています。

そんな中で「アーツarts」という道具は、自分の内側にある可能性や、自分でも気づいていない感情や、問題の解決策まで写し出してくれる鏡となります。そして、その表現を安全で、安心して楽しめる場としてのアーツartセラピーがあります。

本イベントでは、そんなアーツartsセラピーを少しでも多くの方々に、知っていただきたいという思いで、毎年開催しています。この機会に是非、さまざまなアーツartsセラピストのワークショップに参加してみてください。

もし、ワークショップに参加するのはちょっと抵抗がある、という方は、ブースでの自由な表現もお楽しみいただけます。どんなことをしているのか、というのを映像でもご覧いただけます。
 
絵を描いたり、声を出したり、ダンスをしたり、いつもは苦手と思っていることも、この2日間、是非いろいろトライして、自由に遊んで楽しんでみてください。自分のための時間、自分を大切にするための2日間を、どうぞお過ごし下さい。
 
 2015年7月
Touch-artsプロジェクト代表 森すみれ



動画でもごらんいただけます。

 


アーツartsセラピーでは


アーツ(arts)セラピーでは、
アート(お絵描き・造形、ダンス、音楽、ドラマなど)表現を用いて、他の人からの評価を気にしたり、目標や目的をもたず、ただ自由に自分を表現する場を提供していきます。その方法はじつに様々ですし、各ファシリテーターの個性で、いろんな体験へ導かれて行きます。そこで出会うのは素直な自分自身。
日 常生活の中で、そのままの自分を表すことは難しく、ついつい自分を抑えているうちに、ほんとの気持ちがわからなくなってしまったりします。ほんとの自分を 置いてきぼりにしていると、思わぬ形で爆発してしまったり、なんだか毎日がつまらなくなってきてしまったり・・・。だから、アートという方法をもちいて、 それを外に出していきます。
 
アートという言葉には「技(わざ)」という意味が含まれているので、技として洗練されてきた分野ももちろんありますが、
アーツセラピーにおいて、その行為は、誰かに教えてもらったり、なにかお手本があってそのとおりにする事ではありません。
自分に聴きながら、自分を感じながら表現していきます。体やこころを楽しませる事を、アートという道具を使っておこなっています。

 

ワークショップの詳細はこちらから

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